明瞭な音声で明瞭な授業を。
高等教育機関の教室環境と情報基盤整備はパンデミックで大きなパラダイムシフトに迫られました。オンラインをベースとする緊急措置期間を乗り越え、今は映像・音響システムを利用したハイブリッド授業などを通じて、新しい教学の在り方を追求する学校も少なくありません。こうした取り組みで求められる複雑で厳しい音響条件を支えているのが、Shureのマイクロホンテクノロジーです。
日本全国から京都、滋賀、大阪に点在するキャンパスに学生が集まる立命館大学。海外約90カ国から学生が集まる立命館アジア太平洋大学。2020年4月の7都府県に対する緊急事態宣言の発令によって、急遽迫られた遠隔授業対応に対して、9月の秋学期に向けて、「対面」と「オンライン」さらには対面+オンラインをリアルタイムで行う「ハイブリッド型」の授業を併用することが決定されました。
夏休みの期間を利用して、同校は立命館大学と立命館アジア太平洋大学のキャンパスの合計約620教室を、ハイブリッド型授業が滞りなく行えるように環境整備しました。目指したのは、「登校できない学生も授業を受けられる環境」を整えること、「キャンパスの雰囲気を届けることができる授業環境」を整えること。
わずか1ヶ月で600を超える教室の情報環境整備を、いかにして可能にしたのか。そして、オンライン授業での大きな課題である「明瞭な音声」をどのようにして実現したのでしょうか。
危機への対応の選択肢が増えただけでなく、攻めの次の一手に繋がる期待が持てました。
音響課題の解決だけでなく、映像も含めた様々な技術を先生お一人で使えるよう、その負担を極力減らしていく工夫をしました。
授業の双方向性が高まった、グループワークを盛り込みやすくなった、これまで参加できなかった人が参加できる機会が生まれた、先生方やスタッフ間の横の協力関係が生まれたなどが良い変化です。
立命館大学 情報システム部 情報基盤課 課長補佐 倉科健吾氏
日本女子大学創立120周年記念事業の一環として計画された目白キャンパスの『百二十年館』は、合計23の教室がガラス張りです。プロジェクトは「23の教室と学生が自由に学習ができ、地域や社会とつながる場所として『ラーニングコモンズ』でも同時運用できる、拡声用ワイヤレスマイクシステム」を構築すること。
ガラス張りのため赤外線マイクが設置できず、一方、一般的な800MHz帯のワイヤレスマイクはアナログもデジタルもチャンネル数が飽和状態で、多チャンネルを安定運用できないことが課題でした。
これを解決したMicroflex Wirelessは『これまでのマイクと全然違う』とのことですが、その理由とは。
拡声だけでなく、今後オンライン授業などで使用するには少しでも音が良い方がいいですし、同時に運用するチャンネル数が多ければShureの製品しか選択肢はありません。
株式会社レスターコミュニケーションズ 文教営業部 文教営業課リーダー 茨木沙理氏 (納入を手掛けたシステムインテグレーター )
Shureは音質が良く、動作が安定していて、マイクのバリエーションが豊富です。普段音響に関わっていない人でもすぐに気付くくらい音質が違います。
Shureは製品の性能も優れているのですが、担当者さんのレスポンスが速いのが素晴らしいと思います。
同社 システムエンジニアリング二部SE二課 久保田涼氏
高等教育機関向けソリューション事例 vol.2
高等教育機関の教室環境と情報基盤整備はパンデミックで大きなパラダイムシフトに迫られ、映像・音響システムを利用したハイブリッド授業などを通じて、新しい教学の在り方が追求されています。Shureのマイクロホン技術を利用して、複雑で厳しい音響条件を克服した教育機関の事例をご紹介。