低品質な音響設備が生産性を悪化させる


多くの企業で、従業員同士の連携をビデオ会議やコラボレーションツールに頼っています。しかし最近の調査によると、ほとんどの会議室の音響設備は、チームや部屋のサイズ、使用目的によって異なり、参加する場所によって品質にバラつきが生じています。会議室の設備に制限があることは、オフィスで働く従業員にとってストレスの原因になりますし、特にリモート参加者を含むハイブリッド会議の大きな障害にもなります。例えば次のような問題が生じます。

  • リモートの参加者と会議室の参加者との意思疎通が困難になる
  • 議論の流れが不自然になりやすい
  • 集中力が持続しない

これらはすべて音声品質が低いことと密接に関係しており、従業員のコラボレーションを阻害します。さらに悪いことに、この影響は“平等”というわけではありません。リモートワークの従業員が会議に参加することが困難になることもあれば、オフィスの従業員が音質に悩まされることもあります。いずれにしても、全員が公平に会議へ参加できなければ、業務効率と生産性を低下させることになります。

さらに掘り下げてみると、次のように根本的な原因となっている技術的な問題があるとわかります。

  • 室内のノイズを過剰に収音し、音声が不明瞭になる
  • マイクのカバーエリアが均一でなく、すべての発言を正しく収音できない
  • 声の大きさやトーンは人によって異なる
  • リモートの会議参加者が音声を聞き取りにくい
  • 部屋のノイズやエコーが耳障りである
小さな投資で大きな効果を得られる音響ソリューション

 

会議の音声品質が悪いと、気づかないうちに生産性が低下してしまいます。さまざまな組織で従業員のオフィス回帰を促し、職場の活気や企業文化の「輝き」を取り戻そうと努力しているにもかかわらず、意志の疎通が阻害されてしまうのです。

しかしありがたいことに、こうした問題は音響設備を交換することで劇的に改善できます。古くなって性能が劣化したマイクやスピーカー、DSP(デジタル信号処理機器)などをアップグレードすれば、会議のストレスや時間の無駄、エンゲージメントの低下を一晩で解消できます。

音響技術はこの数年で急速に進化しており、「性能の向上」や「複雑さの解消」「設置時間の短縮」が実現しました。ハードウェアとソフトウェアの両方で、より強力な機能と性能の統合が進んでいるため、これまでよりも小さな労力で大きな成果を得ることができます。時間的にもコスト的にも比較的小さな投資で、会議室の利用者は大きな効果を感じることができるというわけです。

例えばオンラインセミナーでは、リモートの参加者が、現地参加者の質問や壇上で歩き回る講演者の回答を聞き取りにくい場合があります。ShureのMXA920 シーリングアレイ・マイクロホンは、最大8つのカバーエリアを設定して会場全体の音声を拾うことが可能なため、すべての発言をクリアに伝えることができます。

外付けのDSPで高性能な音声処理が必要になったときも、IntelliMixTM RoomのようなソフトウェアはWeb会議ツールと同じPC上で使用できるため、煩雑なハードウェア設定を行うことなく期待どおりの効果を得られます。機器の設置は短時間で終わり、設定もシンプルで、最短で会議室の準備が整います。

これらの音響ソリューションは、あらゆる会議の条件で確実に動作することが検証されており、Microsoft TeamsやZoomといった一般的なコラボレーションツールの認定を受けています。すべての機能が正常に動作することを確認するために時間をかけてテストや調整を行う必要はありません。

MXA920シーリングアレイ・マイクロホン

MXA920シーリングアレイ・マイクロホン

音声は意思疎通の重要な要素

 

よりよいコラボレーションを実現して生産性を向上させるには、パートナーや顧客を含めた人びとの働き方や意思疎通の方法、意思決定の方法を変える必要があります。ある研究では、ハイブリッドワークを採用するグローバル組織において、これらの人びとが意思疎通をはかるための重要な要素として「音声」を挙げています。小さな投資を行って音声品質を向上するだけで、エンゲージメントが高まり、より迅速な意思決定が可能なコラボレーションの文化を実現できるのです

音響設備の改善がどのように会議室の課題を解決し、仕事に関わるすべての人にとって快適で実りあるコラボレーションを実現するのでしょうか。IDC Vendor Spotlightで、さらに詳しく解説しています。

出典: IDC ベンダー・スポットライト(Shure提供)、 サウンドアドバイス: 高品質オーディオがハイブリッドワークの効率を最大化する
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