キーボードのタイピング音、紙をめくる音、後ろから聞こえてくる会議に関係のない雑談の声。そのような雑音に悩まされたことはありませんか?会議をオンラインで行うことが主流になった今、ますます多くの企業が、オンライン会議用の最新オーディオソリューションに投資するようになり、これまでにないくらいクリアな音質への改善が可能になっています。
絶対的な明確さを必要とする法律事務所の会議、あるいは地球の反対側の顧客と話し合う銀行の会議といった一語一句の聞き逃しも許されないような場でなかったとしても、会議でのクリアな音声の重要性は、ビジネスの世界でますます認識されています。その理由の1つは、「時は金なり」というように、聞き取れずに質問を繰り返すことに費やす時間が少なくなれば、会議の時間も短縮できるからです。
Shureは、物理的に会議室にいない人でも、その場所にいるように会議に参加できる環境づくりを目指しています。会議の出席者は、同じ建物の別の部屋、または別のオフィス、あるいは自宅から会議に参加しているかもしれません。感染予防対策として、ソーシャルディスタンスを取って会議を行うことが求められている今、会議室に集まる人数は少なくなっています。
企業のIT担当者や設備管理者からShureへ寄せられる質問で多いのは、オンライン会議を開催する際のこうした配慮に関するものです。もちろん、最新のデジタルオーディオソリューションを利用することで、衛生対策を行いながら多様な拠点参加者同士が等しく高音質で会議をすることは可能です。たとえば「アレイマイク」という遠距離の収音性能に優れたマイクを使用すれば、壁や天井などから離れた参加者の発言を、声のトーンやニュアンスまで緻密に捉えることができます。しかもマイクを直接触る必要がない固定設備であるため、いわゆる「タッチレス」や「ミニマルタッチ」といった要件にも最適と言えるでしょう。あるいはオンライン会議で気になるキーボードのタッチ音や紙めくり音を除去する優れた信号処理機能も利用されています。
ただ、IT担当者はこうした技術にも馴染みがあり、中には精通している人も多い一方で、実際それを利用する会議参加者は、その仕組みに馴染みがないことがよくあります。
Shureがお客様のご相談に対してよくアドバイスしていることは、会議室で聞こえる音は、同時にオンライン参加者にも聞こえている可能性が高いことを利用者に意識してもらうことです。
ここでは、Shureのお客様が会議室に掲示する会議用システム利用者ガイドラインを作成する際にアドバイスさせていただいた、オンライン会議開催時のマナーを4点に絞ってご紹介します。
言われれば簡単なことばかりです。しかし繰り返しになりますが、最新のオーディオテクノロジーは想像以上に高音質が提供できるという意識を持つことが大事です。会議室のどこからでもクリアに音声を捉える性能があるだけに、こうした高音質時代ならではのエチケットというのも必要になってくるのかもしれません。
本ブログで言及したオンライン会議室用の固定設備にご興味があれば、こちらからご参照ください。また、お気軽にご相談いただければ、専任のスタッフが詳しくご案内いたします。
● MXA910、MXA710、MXA310のようなアレイマイクロホンは天井、壁面、またはテーブルから発言者の声を正確に収音することができます。
● IntelliMix DSPは独自の音声信号処理によってノイズやエコーのない会議音声をWindows 10のPC上で実行するソフトウェアDSPです。同機能を持つハードウェアのIntelliMix P300もご用意しています。
● Microflexネットワーク・スピーカーは大きくてかさばる外部アンプが不要で、入力から出力まで秘匿性の高い暗号化音声信号を確立することができます。
● Designerソフトウェアは快適な機器構成をサポート、またSystemOnソフトウェアは遠隔管理に便利です。
会議環境の改善は、施設内すべての会議室で同じクオリティで会議が行えるようにすることが大切です。
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