利用者の会議体験を向上させたい。企業でも教育機関でも、会議スペースへ最新技術の音響システムを導入あるいはアップグレードすることは、最近では珍しくなくなってきました。しかし、会議室の全体設計で見落とされる傾向にあるのが、室内音響の特性をしっかりと設計へ反映させることです。
本資料では企業や教育機関の設備担当者やIT担当者向けに、部屋の音響特性が会議とコミュニケーションに及ぼす影響を平易に解説し、快適な会議環境を整備するコツをお伝えします。
室内音響特性とは、室内における音波の振る舞いを表す広義の用語です。部屋とその中にあるすべての物体は、異なる周波数の音に対し、それぞれが異なる反応をします。部屋のサイズ、形状、天井の高さ、内装の素材といった要素は、いずれも音響特性に影響を及ぼします。
コラボレーション強化に着目したワークスペースの再設計
新たなハイブリッドモデルに移行しようという企業が、ワークプレイスの変革を成功させられるかどうかは、効果的なコミュニケーションを実現できるかどうかに強く依存します。リモート参加者の会議に対する参加意欲を高め、議論へ貢献する能力を向上させるために音声品質を改善することは、費用対効果の高い方法です。