統計によると、ナレッジワーカーは毎月平均17時間を会議に費やしています。一方で、その会議は今や会議室という単位で完結するものではなく、テレワーカーも含めた他拠点をオンラインでつないで行われています。そして、そうした分散化した組織単位同士のつながりを維持しなければならないという状況は、すぐには変わりそうにありません。
さてここで、調査から見て取れる会議の実態や変化を俯瞰して見ましょう。
これほどまで多くの時間が会議に費やされ、その生産性や効率が低いことが明らかであれば、まずはその時間を有益なものにするのが急務と言えるでしょう。調査結果からは、会議運用の現状や会議環境、そして現在可能となっている設備技術を考慮すると、その近道は明瞭な会議音声設備を整えることである、と示唆されています。
コロナ禍の緊急避難として自宅から全員オンラインでつなぐ会議のスタイルは、文字通りオンライン会議の普及をもたらしました。そして現在は、リスク対策をしながら少人数で集まり、本社会議室、支店、サテライトオフィス、自宅、出張先など他拠点に分散したスタッフが対面とオンラインを組み合わせて打ち合わせをこなし、リアルとバーチャルをミックスして協業を進めるスタイルに変化しました。
会議で自身の発言を届ける重要なデバイスであるマイクロホンも、テレワークのみであればマイク付きイヤホンで事足りたかもしれません。ところが、職場の会議室には複数の参加者の発言を等しくはっきりと拾えるようなマイクや機器がない、という場面に遭遇したことがあるのではないでしょうか。事実Shureには、「会議室から参加する人の声だけが聞き取れないので改善したい」という相談は非常に多く寄せられています。
他方、広さや数など会議室のスタイルは今後どのように変化していくのでしょうか。調査からは、すでに会議空間の改修に関する投資計画が進んでいることが分かっています。
働く環境が変われば、コミュニケーションのスタイルも変わり、そこに求められる設備も同時に変えていく必要があります。こうした職場の現状やIT・設備環境のトレンドなどをレポートにまとめてご提供しています。詳しくは下記リンクから。
生体データが示す「Web会議疲れ」の原因―情シスだけで会議室へ導入可能なShure製のWeb会議用音声機器で音の明瞭度をアップせよ
コロナ禍でテレワークやハイブリッドワークが広がり、Web会議は社内ミーティングや商談などで当たり前の光景となった。これまでの対面会議と比較すると、「相手の声が聞き取りづらい」という声も多く耳にするようになった。また最近は、出勤者が会議室に集まりテレワーカーは遠隔地から参加する「ハイブリッド会議」も主流となり、新たに問題となっているのが「会議室にいる参加者の発言が聞き取れない」またそれによって「Web会議終了後に強い疲労感を感じる」というものだ。その疲労感と音質はどう影響しているのか。
Web会議の音が聞こえづらい!オフィスとリモートをつなぐShure製音声デバイスの実力は?“部門出社”が始まった記者が体験してみたら
Stem Ecosystemは、大規模な工事は不要で、情シス担当者だけでも自社に適したWeb会議環境を構築できる。一体どのようなソリューションなのだろうか。本当に、自分たちだけでシステムの導入を行えるのだろうか。折しも部署単位で決まった日にオフィスへ出勤する“部門出社”が始まったITmedia ビジネスオンライン 編集記者のウエマが、Shureを訪れ担当者を直撃。製品の設置などを体験した。